俺・サマータイムマシンブルース
「サマータイムマシンブルース」を見てきました。普通に面白かったです。ゲラゲラ笑いながら見る映画なんですが、平日の午後4時にみたので観客が数人しかおらず、広い映画館で俺の笑い声しか聞こえないみたいな、ちょっと寂しい思いをしてしまいました^^;。DVDで見るのも良いかも。原作である、ヨーロッパ企画の演劇版も見てみたいなー。
さて、この映画の魅力はなんと言っても
取材協力:都立大学SF研究会
という所でしょうか(笑)。去年後輩が取材を受けたのだそうです。もちろん他のサークルにも取材に行っているそうですが、ビールケースの上に畳が敷いてあったりすると、なんつーか2倍楽しめました(笑)。
しっかし、楽しむだけ楽しんだんですけど、エンディングのオチがどーにもなっとく出来ない。そこはそういう終わらせ方じゃないだろ! と声を大にして言いたい。もちろんそう簡単にはいかない問題とかあるんでしょうけど、ここは観客の特権って奴で、「俺・サマータイムマシンブルース」を書きました。
注:以下は竹並の妄想による「俺・サマータイムマシンブルース」のエンディングです。ネタバレを含みますので、本編をご覧になっていない方はご注意下さい。本編を見ていない人は、なんの事やらわからないと思います。
「俺・サマータイムマシンブルース」のエンディング
以下ネタバレを含むので観てない方はご注意下さい
カッパ像を囲んで、石松のつまらないダジャレを曽我、小泉、新美が押さえている。
(↑ここまで本編と同じ)
一心不乱に何かを書いていた甲本、メモを破り、丸めて放り投げる。
甲本「……やってやろうじゃねえか」
甲本、突然立ち上がり、4人の方へ近づく。目に信念の光が灯っている
甲本「おい新美、ちょっとそっち持ってくれ。みんなも手伝って、そう、そこ持ち上げる感じで、いいぞ。そうだ」
4人、甲本の指示で、訳もわからずカッパ像を前傾姿勢にする。ぐらぐらしてバランスが悪い。
甲本「よし、そこでストップ」
新美が一番重心を支えなければならず、踏ん張る。
甲本、リモコンを手に取り、少しためらった後、クーラーを消す。
石松「え、なんで止めちゃうの」
甲本、リモコンをカッパ像の前の床に置く。
曽我「甲本さんなにしてんの?」
甲本「みんな聞いてくれ。歴史がなにもかも最初から決まってるなんて信じない。神様がいようがいまいが俺の人生は俺の物だ。俺は必ず未来を変えてみせる。だってそうじゃなきゃ一緒になれないんだ!(最後のセリフはなんか必死な感じで)」
小泉「いやだから甲本ちゃんなんの話?」
新美「ちょっとこれ重いんだけどーっ!!」
甲本、カッパ像の頭に両手をのせる。
甲本「いいか、良く見ておけよ。これが、俺の、歴史への」
甲本、両手に重心をかける。新美が耐えきれず手を離す。カッパ像は重力のままに前に倒れ、その先には−−
甲本「宣戦布告だっ!!!」
カッパ像落下と共に音声OFF。砕け散るリモコン。叫ぶ4人。エンディングBGM開始。
俺・サマータイムマシンブルース 完